年長・小1の頃は自然に出ていた英語が、小学2年生前後から急に慎重に。DWE家庭では、そんな変化に戸惑うことが少なくありません。これは英語力が落ちたわけではなく、成長による変化で起きやすいものです。この記事では、小2以上のDWE家庭でよくある変化と、その考え方を整理します。
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【小学生英語】小学生になると英語の出方が変わる理由

小学生になると、英語に限らず「話し方」そのものに変化が出てきます。
①自意識が芽生えること
「どう見られるかな」「変に思われないかな」と考えるようになり、思いついた言葉をそのまま口に出すことが少なくなります。
②正解・不正解を気にし始める
小学生になると、学校生活の中で「合っている・間違っている」を判断される場面が増えます。その感覚が英語にも影響し、話す前に考え込むようになる子も多いです。
③間違えたくない気持ちが強くなることも
前は気にせず話していた英語も、「もし間違えたら…」とブレーキがかかりやすくなります。
この変化は、英語を忘れたわけでも、能力が下がったわけでもありません。考える力が育ってきた結果として、自然に起こるものです。
ririこれは英語力が落ちたからではなく、心の成長によるものです。
【小学生英語】DWEをしてきた家庭ほど戸惑いやすい理由


年長や小1の頃に英語が自然に出ていた経験があると、今の慎重な様子を見「後退しているのでは?」と不安になりやすくなります。



この時期は、それが成長による変化なのか、英語が止まってしまったのか、判断しづらい。
「せっかくDWEをしているから」という思いが、知らないうちに親の期待として子どもに伝わってしまう場合も。
こうした背景が重なることで、DWE家庭ほど英語の変化に敏感になり、戸惑いやすくなるのです。
【小学生英語】無理に話させようとして逆効果になるケース


①親からの何気ない声かけ
「英語で言ってみよう」「前はできてたよね」といった何気ない声かけが、この時期の子どもにとってはプレッシャーになってしまうことも少なくありません。
②親が結果を求めすぎてしまう
「これくらい話せるようになってほしい」「成果が見えないと不安」と、結果を求めすぎることも逆効果になりがちです。
③きょうだいや周りの子と比べてしまう
親からのきょうだいや他の子との比較が原因で、「間違えたくない」「失敗したくない」という気持ちが強くなってしまうケースも。
ただ、小学生以降は「頑張らせる」より「安心させる」ほうが大切な場面が増えてきます。



「もっと話させる」方向ではなく、やり方を変える必要があるのかもしれないと立ち止まって考えてみることが大切。
無理に話させる」のではなく、年齢に合う“環境選び”がポイントです。
▶ 小2以上のDWE家庭向け|オンライン英会話の考え方まとめ
【小学生英語】小2以降は「環境の質」が大事になる


小2以降の英語環境を考えるとき、大切なのは「どれだけ話すか」よりも、どんな環境で話しているかです。
環境の質①:安心して話せるかどうか
間違えても大丈夫、最後まで聞いてもらえる。そんな空気があるかどうかで、子どもが言葉を出すハードルは大きく変わります。
環境の質②:評価されすぎないかどうか
正解・不正解を細かく指摘される環境では、「合っているか」を考えすぎて、話しにくくなることがあります。
環境の質③:子どもが主導権を持てるかどうか
決められた答えを求められるよりも、自分の言葉で考えて話せるほうが、小学生以降は取り組みやすくなります。この時期に必要なのは、「もっと話させる仕組み」ではなく、話したくなる環境。



小2以降の変化は英語力の問題ではなく、環境とのズレから生まれることが多い
今までのやり方が間違っていたわけではありません。ただ、今の年齢に合う関わり方へ調整する時期に来ているだけです。
まとめ
小学生になって英語を話さなくなったように感じても、それは失敗ではありません。成長の過程で起こりやすい変化のひとつです。この時期は、「もっと話させる」ことよりも、年齢に合った関わり方へ切り替えることが大切になります。
小2以上のDWE家庭向けに、オンライン英会話の考え方をまとめた記事もありますので、あわせて参考にしてみてください。
